挨拶
会長 中村 毅
トータル・ヘルスケアグループへの挑戦
2022年、TMGは創立60周年の節目を迎えました。これまで私たちは地域とともに、地域の皆さまの健康を考えてまいりました。健康は、すべての人々にとって、変わらない願いであります。その願いを叶えるべく、TMGは「高度な医療で愛し愛される病院・施設」として、患者さまの望まれる医療、求められる医療・介護を提供できるよう、すべての職員がプロ意識を持ちながら、常に患者さまとの信頼関係を大切にしてまいりました。
この度、私は会長職を父より後継いたしましたが、引き続き大切にしていきたいのが、“職員の声”や“チャレンジ精神”を事業に反映していくことです。TMGの大きな使命は、「尊厳を持ち、慣れ親しんだ地域で生活し続けることが最も幸せである」という“エイジング・イン・プレイス”の理念の実現であり、地域包括ケアの中核となることです。皆さまが望む医療・介護に寄り添いながら、職員のやる気とアイデアを推進していく。超高齢社会の到来という難題に対し、総力を挙げて“トータル・ヘルスケアグループ”への進化を成し遂げ、予防・健診・急性期から回復期、慢性期へと続く医療・介護、更には在宅での医療・介護・福祉等、地域で必要とされるサービスの充実・発展に努めてまいります。
今後もこれまでの60年で築いてきた実績を礎に、変化を恐れず、「愛し愛される」グループとしての歩みを進めてまいります。
理事長 横川 秀男
グループをさらに“一体化”させ、無限大の可能性を持つ強い組織を目指す
TMGは60周年の節目にこれまでグループで進めてきた様々な改革や施策を振り返るとともに、当グループの理念である「愛し愛されるTMG」へ原点回帰し、極めていきたいと考えています。
これまで複数の病院の設立と再建に携わってきましたが、それにはラグビーから学んだ“One For All, All For One”の精神が活きています。強いラグビーチームを創ることと、病院経営はとても似ています。ラグビーは一人ひとりポジション・役割が決まっており、皆で力を合わせてゴールを目指します。病院も多様な職種の方が働いており、それぞれが役割をしっかりと果たすことでチームが成り立っています。このようなチーム作りが達成できれば、社会から信頼を得られるようになり、病院の運営・経営は安定します。
その為には、TMGのさらなる“一体化”が重要です。今まで以上に職員の皆様と共に、「自分たちには何ができるのか」「何かもっと患者さまの役に立つことがあるか」「さらに改善できる点はあるか」「地域により貢献できることは何か」・・・どうすれば自分たちの理想の医療・介護・保健・福祉に近づくことができるかを深く考え、チームを強固にして、未来へ向けて共に前進してまいります。