新年度が始まり、あっという間に1カ月が過ぎました。施設ではクラスターも経験し、大変な年度末でしたが、今年も無事に施設の名物のこいのぼりを揚げることが出来ました。
広い青空を優雅に泳ぐ大きなこいのぼりは見ていて気持ちのいいものです。太陽の光や風に当たり、花やきれいな景色を見ると元気になります。
しかし、利用者様においては面会制限や外泊の禁止などにより、自由に外に出られない日々が続いています。隔離などで部屋から出てはいけない状態になると体力だけでなく、精神的にも落ち込みがみられます。施設では少しでも外の空気に触れられる様に、利用者様が外に出られる機会を作る様にしています。リハビリ科の職員もお手伝いしますし、リハビリの一環として屋外を散歩する事もあります。
長い距離を歩けなくても、車椅子で外の空気に触れることはできます。暖かい晴れた日を選んでお花見をしました。これは施設自慢の梅の花です。
歩行が可能な利用者様は自分で歩いて桜の横まで。施設の桜は背が高くないので間近に見ることができます。すごくきれいですよ。
6月には紫陽花（あじさい）が咲きます。実はこれを楽しみにしている人が多いのです。紫やピンク、白など様々な色の紫陽花がみられます。でも私は秋に咲く、金木犀（きんもくせい）の香りが一番好きです。
このように施設では季節を感じる植物がたくさんあります。気分転換も兼ねて、屋外に出る機会を増やすように心がけていますが、本当は早く面会が普通に行えるようになり、ご家族様と一緒に季節を感じる花たちを眺められる様になるといいなと考えています。
文責：ヒューマンライフケア横浜 リハビリテーション科 田中優
