急性期病院の入院日数が削減されつつある昨今、早期よりADLの維持、改善が必須の課題となっています。
そこで、当院ではより早期に適切な離床を提供するためにプチ院内デイケアを実施致します。目的としては、ただ、車いすに乗りナースステーションで過ごすだけの離床ではなく、より生活に即した苦痛ではない離床を目指しており、認知症周辺症状予防改善、早期退院、良質な睡眠の提供、誤嚥予防等に寄与する可能性があると思っています。
リハビリ科だけでは実施することは困難なため、病棟職員と共同にて行っていきます。まずは内科病棟から開始して、いずれは院内の各病棟で行える活動になることを画策しています。
具体的なスケジュールとしてはお昼前から離床してデイルームにて嚥下体操を行います。昼食を召し上がっていただいた後にOTによる集団の作業活動を行います。リアリティオリエンテーションを行い、季節を感じる制作などを計画しています。作業活動が終わると、その後に口腔ケアやトイレ誘導などを行ったあとに休憩して頂く予定です。
笑顔の溢れる活動にしていきたいと思っています。それが病棟全体、院内全体に波及していくことを目指していきます！乞うご期待!!
文責：戸田中央総合病院 リハビリテーション科 伊藤淳平
