2023年7月15日~16日にパシフィコ横浜で開催された第29回日本心臓リハビリテーション学会学術集会に参加し演題発表を行ってきました。
3年ぶりの現地参加での発表はライブ感こそ学会の醍醐味ということを改めて実感することができ、対面でのディスカッションの感動は昨年のオンライン参加での発表とは雲泥の差がありました。
この度、自身のライフワークでもある心臓リハビリテーションにおける心肺運動負荷試験に関する研究に対し優秀賞を戴くことができました。学会発表にあたり、院内多職種から構成される心リハチームスタッフまたリハビリテーション科スタッフの皆さまのご協力に心から感謝しております。そして心臓リハビリテーションは患者様へチームとして良質で安全な医療を提供するだけでなく、携わるスタッフ一人一人がお互いをチームとして支え合っていると改めて感じることができました。
学会終了後は、リハビリテーション科内にて今回の学会へ参加した4名が学会参加報告会を行いました。理学療法士だけでなく作業療法士の参加もあり、今後当院において心大血管リハを作業療法士が実施するにあたり先駆けの報告会となりました。
また、演題発表に対し群馬県立心臓血管センターの安達仁副院長よりご質問を頂戴し、これをきっかけに日本で有数の心リハ施設である群馬県立心臓血管センターを視察する貴重な機会を得ることができました。視察後には科内で報告会も行い、当院での心リハ実施における運営方法の問題点と今後の可能性について検討することができ、教育体制作成の一助としていきたいと思います。
今後も今回の受賞を糧に日々研鑽を積みチームの絆を深めていきたいと思います。
西東京中央総合病院 リハビリテーション科
心臓リハビリテーション指導士 北越 亜紀子