「新入職看護師フォローアップ研修」の一環として、呼吸介助法の研修が行われ、リハビリテーション科スタッフが、講師として参加しました。
今回は、3学会合同呼吸療法認定士の資格を取得している4名のPTが中心となって、座学と実技を織り交ぜながら新人看護師と共に学びました。
当院は筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経難病や脳血管障害、頸髄損傷などの患者様が入院されており、人工呼吸器を装着しています。
多くの患者様は全身の機能低下が生じます。その中でも呼吸障害のある患者様は、肺炎や換気障害などの合併症が起きやすい状態にあります。
そのため、神経系、内部疾患はもちろんですが、呼吸機能に関しての知識や技術が必要となります。
私たちや看護師は、特に「呼吸機能」に関する評価を適切に行い、合併症の予防を行っていくことが重要な役割となっております。
研修を終えて、参加者の皆さんから感想をもらいました。
Q研修で心に残ったこと、学んだことを教えてください。
・自分自身が呼吸介助をされる経験がなかったため、患者様がどういう感覚なのかを知ることができて良かった。
・自分たちと呼吸器をつけている患者様とでは胸郭の動きが異なっていた。
Q今後、現場で活かそうと考えていることを教えてください。
・痰の貯留が多い人などに実践していきたい。
・担当している患者様の状態に合わせて、今日学んだことを活かし、体位ドレナージや呼吸介助を積極的に実施していきたい。
最後に・・・
神経難病のリハビリテーションでは、PT,OT,STそれぞれの専門性を活かして、看護課や他職種と協力し、チーム医療に取り組んでいます。
少しでも興味をお持ち方! Check it out!!
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文責:世田谷神経内科病院 大熊藍