2021年10月3日にオンラインにて開催された「第41回 CMS学会」にて、TMGリハビリテーション部から、2演題の発表を行いました。
CMS(中央医科グループ)学会とは、戸田中央医科グループ(TMG)、上尾中央医科グループ(AMG)、板橋中央医科グループ(IMS)が合同で実施する学会であり、様々な職種の研究発表や取り組みを学べる貴重な機会となっています。
本来であれば、東京国際フォーラムにて発表を行う予定でしたが、新型コロナウイルスの感染対策のため、今年度は初のオンライン開催となりました。
発表は事前収録となっており、カメラの前での一発撮りのため、通常の学会発表とは異なる緊張感でした。
演題テーマは、熱海所記念病院 PT宮上による「介護予防教室における短期間介入での効果的な運動プログラムについて」と新座病院PT赤荻による「新座病院リハビリテーション科における腰痛予防体操の効果について」です。
それでは、発表演題につきまして発表者の感想も含めて簡単にご紹介させて頂きます。
・「介護予防教室における短期間介入での効果的な運動プログラムについて」
熱海所記念病院 リハビリテーション科
理学療法士 宮上純貴
熱海市から委託で実施している介護予防教室で、教室前後での身体機能の変化から効果的な運動プログラムの検討を行いました。教室は週1回1時間を全6回開催し、全身の筋力の指標である握力に関しては、有意な改善は認められませんでしたが、疼痛・バランス機能においては有意な改善を示し、短期間介入においては柔軟性を高める運動は効果が得られやすいことが示唆されました。日々の臨床業務における疑問や課題を研究し、発表という形でまとめることは大変な部分もありますが、自分の思考を整理することができ、とても良い機会となりました。今後も、研究活動を継続していき、様々な場で発表できればと考えています。
【熱海所記念病院ホームページ】
https://atami-tokoro.jp
・「新座病院リハビリテーション科における腰痛予防体操の効果について」
新座病院 リハビリテーション科
理学療法士 赤荻光
この度、第41回CMS学会で「新座病院リハビリテーション科における腰痛予防体操の効果について」というタイトルで口述発表させていただきました。当院リハビリテーション科では、昨年度末より腰痛予防体操を終業前に開始し、その結果、腰痛の改善がみられたことを報告しました。医療現場では腰痛に悩むスタッフが多いですが、終業時に体操を実施している施設は少ないといわれております。今回の発表が、腰痛について考えるきっかけとなれば幸いです。今後は仕事中の姿勢やメンタル面から腰痛に対して取り組んでいきたいと考えております。
【新座病院ホームページ】
文責:熱海所記念病院 リハビリテーション科 宮上純貴
新座病院 リハビリテーション科 赤荻光