当院リハビリテーション科では、2018年度より熱海市役所 長寿支援室と連携し、総合事業の一環として、膝痛・腰痛を楽にする教室(以下、教室)を開催しています。
教室の目的は、股関節、膝関節、腰に疾患や痛みのある高齢者を対象に、自宅で簡単に行えるストレッチ・筋力トレーニング方法を習得してもらい、日常生活の中でセルフケアが行えることを目標としています。
今年度は、新型コロナウイルスの影響により開催が困難かと思われましたが、感染対策を十分に行った上で、開催できることとなり、10月8日から11月12日までの間で全6回実施致しました。
講師は、熱海所記念病院の理学療法士 宮上純貴・山崎嘉幸が務めさせていただき、最初は緊張しながら行っていた参加者も、回数を重ねるごとに徐々に打ち解けていき、和気あいあいと楽しみながら行うことが出来ました。
効果判定を行うため、初回と最終回で身体評価(握力、ファンクショナルリーチ、TUG、疼痛検査)を実施しましたが、参加者全員が改善を示す結果となり、参加者からは、「運動を始めてから痛みが無くなった」「以前よりも歩くのが楽になった」等の意見が多く聞かれ、運動の重要性を実感してもらうことができ、とても嬉しく思いました。
コロナに関してはまだまだ先の見えない状況ですが、地域住民の方々の健康を少しでもサポートできるよう、今後も様々な方法も模索しながら取り組みを行っていければと思います。
文責：熱海所記念病院 リハビリテーション科 宮上純貴
