2022年6月25日(土)、26日(日)にオンラインにて開催された「第25回静岡県理学療法士学会」にて、当院の理学療法士 池本優美、宮上純貴が演題発表を行いました。
テーマは、池本さんが「熱海市土砂災害における静岡県リハビリテーション専門職団体協議会の活動報告」、私が「熱海市土砂災害における静岡県リハビリテーション専門職団体協議会による避難所支援現地コーディネーターの役割」について行いました。
本学会は、オンライン学会ではありますが、発表者は会場であるアクトシティ浜松にて発表を行い、参加者はオンライン参加のハイブリッド形式で、質疑応答はZoomを使用して実施されました。
内容は、2演題とも昨年発生した熱海市土石流災害においての避難所支援活動報告であり、災害発生からの支援の流れや、活動を行った中での課題を中心に発表を行いました。
池本さんにおいては、今回が初めての学会発表であり、抄録・スライド作成等、一から一緒に作り上げてきました。当日は終始緊張した様子でしたが、練習の成果もあり堂々と発表を行え、成長した姿を見ることができ嬉しく思いました。
私においては、避難所支援現地コーディネーターとして、行政・他団体への連絡・交渉や派遣者の調整など、円滑な避難所支援活動を行うための調整役としての経験を発表しました。
質疑応答でも多くの先生方からご質問やお意見をいただくなど、とても有意義な発表となりました。
今回の演題発表を通して、リハビリテーション職として災害にどのように備え・関わっていくのかを考え直す良いきっかけとなりました。災害時の健康支援においては、多くの団体・人との連携・協力が必要不可欠であり、日頃からリハビリ職同士の連携を強化するだけでなく、行政や地域とも良い関係づくりをしておくが重要となります。今回の課題を、次なる災害に繋げていけるよう、今後も取り組んでいければと思います。
【熱海所記念病院ホームページ】
・https://atami-tokoro.jp
文責：熱海所記念病院 リハビリテーション科 所属長 宮上純貴
