当院では、新型コロナウイルス感染防止対策に加えて、新たに腎臓リハビリテーション開始に向けた取り組みを進めています。
当院には、地域包括ケア病床・障害者病床・療養病床に加え、外来・入院患者様が使用される透析室があります（JMS社製16台・個人用透析装置2台）。昨今、腎臓リハビリの必要性がうたわれており、腎疾患や透析医療に基づく身体的・精神的影響の軽減や、透析患者のQOL、身体・社会活動状況の改善を目的として、当院においても、腎臓リハビリテーションチームを結成し活動しています。医師・看護師・臨床工学士・栄養士・リハビリスタッフ等他職種連携を図り、3ヶ月間にわたり合同勉強会を開催し、透析療法・栄養療法・運動療法の多面的介入のために知識・技術を身につけました。
近年のCKD治療方針は、「運動制限」から「運動療法」へと転換し、運動療法の重要度認識とともに、透析患者様に対するリハビリスタッフの関わり方にも転換が求められています。当院リハビリ科の動作能力評価・運動療法・生活指導が、地域患者様の健康維持に貢献できるように研鑽を続け、腎臓リハビリテーションチームの一員として活動を続けていきます。
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文責：熱海海の見える病院 リハビリテーション科 菊地直紀
