お知らせ

施設ニュース

【グリーンビレッジ朝霞台】STが関わる経口維持加算におけるミールラウンド

経口維持加算とは、入所者が認知機能や摂食、嚥下機能の低下により、食事の経口摂取が困難となった場合でも、口で食べる楽しみを得られるように、多職種共同での支援の充実と促進を図ることを目的とした加算です。

多職種で共同して入所者の食事場面を観察したり会議等を行い継続的に摂食を行えるように経口維持計画を立てます。当施設ではST、管理栄養士、介護士、看護師が共同して実施しています。(PT・OTは適宜、姿勢・食具の提案等参加)

通常の嚥下評価に加え、一昨年より「ごっくんチェッカー」という嚥下状態を視覚化できるツールを活用しています。センサーを利用者の頸部にあて、マイクから飲み込み音を確認できる機器です。嚥下の通過音・呼吸音・残留音が聞こえるのが特徴です。また、接続したパソコン画面で飲み込み音を波形で確認することができます。

波形と共に音でも確認できるため、口頭での説明では理解が得られにくいケースの嚥下状態を多職種で理解を深めながら経過を追うことができています。

老人保健施設での生活において、在宅に向けた身体機能・能力の向上を支える食事はとても大切です。これからも、利用者に安全・安心な食事を提供すると共に、食事の楽しみを感じてもらえるよう昼食時やおやつ時でのミールラウンドを継続していきます。

 

文責:グリーンビレッジ朝霞台 堀江 利満(理学療法士)

PAGE TOP