2021年3月19〜20日に開催されました『第30回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会』にて「胸郭出口症候群を合併した間質性肺炎の一症例 −呼吸努力量増加による発症の可能性−」という演題で発表をさせていただきました。
一般的に胸郭出口症候群は運動器疾患として分類されていると思いますが、呼吸器疾患を契機に発症する可能性もあるのでは?と考え、症例報告をさせていただきました。
呼吸補助筋の中でも斜角筋の活動は大きいと言われており、呼吸努力量が増加することで筋緊張が亢進していきます。
その影響で胸郭出口症候群(斜角筋症候群)を発症したと考えました。
今回の症例の方は呼吸リハビリテーションで症状緩和がみられ、斜角筋へのアプローチが有効であったと考えています。
今後はこの発表を論文投稿出来るように、準備をしていきたいと思います。
COVID-19の影響でオンラインやハイブリッド形式の学会が増えていますが、どのような形式でも積極的に学会発表が出来るように準備していきたいです。
次回は東京都理学療法学術大会にて発表予定です。
機会がありましたら参加の程、よろしくお願いします。
文責:八王子山王病院 吉川 和孝(理学療法士)