2022年6月に発刊された理学療法科学 第37巻 第3号に論文が掲載されました。
タイトルは「間質性肺炎増悪が要因で発症したと考えられる胸郭出口症候群に対して行なった介入が症状を改善した一例」です。
2021年3月19〜20日に開催されました『第30回日本呼吸ケア・リハビリテーション学会』で発表を行ったものを論文化したものになります。
一般的に胸郭出口症候群は運動器疾患として分類されていると思いますが、呼吸器疾患を契機に発症する可能性もあるのでは?という臨床的疑問から始めたものです。
呼吸器疾患による胸郭出口症候群発症という報告が探した限りなかったため、このような形で報告することが出来てよかったと思っています。
しかし客観的評価に欠ける部分が多いため、今後さらなる調査や研究等を行っていきたいと考えています。
この論文はオープンアクセスなので、一読して頂けると幸いです。
COVID-19の影響でオンラインやハイブリッド形式の学会が増え、参加しやすい・発表しやすい環境になってきたと思っています。引き続き自己研鑽やアウトプットの機会を設けていきたいです。
文責 八王子山王病院 吉川和孝(理学療法士)