今回、令和4年1月26日に令和 3 年度 埼玉県理学療法士会 西部ブロック所沢エリア 症例検討会にて、近藤は「療養病棟にて離床拒否のある患者様の車椅子乗車までの経過」平木は「廃用症候群の一例~移乗動作の獲得を目指して~」を発表させていただきました。
以下、発表者のコメントです。
入職してから、リハビリに対して受け入れが困難なことは多くありました。どのように関わっていくべきなのか、悩み、関わり方や介入方法を見直し、生活状態やリハビリの受け入れに変化が見られた症例について発表させて頂きました。
無理に離床を進めて、リハビリの課題を行うのではなく、まずは患者様に寄り添い、患者様を知ることが大切だと気づきました。また、リハビリは身体を治すだけではなく、リハビリを通して成功体験を積み重ねることができ、それが自信に繋がることも知ることができました。
長期臥床後、廃用症候群となり日常生活の自立度が低下する患者様が多くいらっしゃいます。今回廃用症候群後、自宅復帰するためにトイレ移乗が必要な患者様の、リハビリを実施する機会を得ました。リハビリでの筋力訓練や移乗動作訓練、また他スタッフとの連携やトイレの環境を設定し実施していくことで安定した移乗動作を獲得することが出来ました。
リハビリの内容だけでなく患者様に合わせた他スタッフとの協力や連携が必要だと改めて実感しました。今後も他スタッフと協力しながら患者様のリハビリを実施していきます。