当院の作業療法は、認知症治療病棟、回復期病棟、療養病棟、障害者病棟と様々な病期でリハビリテーションを展開していますが、今回は認知症治療病棟について紹介です。
認知症治療病棟は、主に集団活動を作業療法士4名、音楽療法士1名で行なっています。
集団活動は、日付や天気の確認から始まり、昔の体験談や、体操、風船バレー・ボウリング・等のゲーム、季節の歌の合唱など患者様が楽しく参加出来る内容を考えています。
また、週1回の音楽療法では、音楽療法士によるピアノの演奏に合わせて、患者様も職員も歌や楽器演奏を楽しんでいます。
認知症病棟では、こうした活動を決まった時間に実施する事で生活リズムを整え、皆さんが安心して病棟生活を送れる様日々介入しています。
最近では、患者様の身体や精神の状態に合わせて、毎日2時間の生活機能訓練を、約20人の集団活動・3~5人の小集団活動・個別訓練で行い、加算である「精神科作業療法」の算定も始めました。
現在はCOVID-19の影響で感染予防を行ないながら、参加人数や内容に制約はありますが、毎日楽しく集団活動を行なっています。
文責:東所沢病院 阿部園子