訪問リハビリテーション匠では、毎年1月に全利用者様を対象に訪問リハビリテーションに対する満足度調査を行っております。
アンケートで頂いたコメントとして多かった内容は以下の通りです。
アンケートでは治療効果に関することだけでなく、気さくに話や相談が出来るか、訪問する時間を守れているかといったコミュニケーションや社会的マナーに関するご回答が目立つのが特徴です。
訪問リハビリテーションは文字通り、利用者宅に訪問してリハビリテーションを提供します。利用者様は家族と同居している方だけでなく、一人暮らしの方もいらっしゃいます。訪問する際に重要となるのは、本人や家族のセラピストに対する『信頼』です。当たり前の話ですが、信頼出来ない人間を自宅に招き入れたい人はまずいません。訪問リハビリテーションと聞くと、自宅環境で良いリハビリテーションを提供できるか、訪問先で何かアクシデントがあっても対応できるかのような治療技術やリスク管理に目が行きがちです。しかし、良いリハビリテーションを提供するためには良い信頼関係が築かれていることが前提であり、挨拶やマナー、そしてホスピタリティといった立ち居振る舞いとその心構えは訪問するうえでとても大切なものと感じています。
満足度調査を毎年実施することで、私達セラピストがしっかりと信頼関係を築けているかを見直す、良い機会を頂くことが出来ています。
文責:戸田中央リハビリテーション病院 訪問リハビリテーション事業所 匠 安藤 功