2021年1~3月に配信形式にてリハビリテーション部1年目職員対象で「ST領域1-Ⅲ」の研修会が行われました。
本来は1月で研修を終える予定でしたが、コロナ感染の状況により一部の施設で3月まで延長して行われまた。
今回の研修では小冷係長から「嚥下障害について」、虎井副主任から「コミュニケーション障害」についてご講義頂きました。
嚥下障害については、嚥下のメカニズム・評価・訓練・姿勢や嚥下などとの関係についてご講義頂き、実際の患者様の発話の様子や症例紹介などを通して、普段は見えない嚥下の様子を知ることができました。
コミュニケーション障害については、概論・対応方法・コミュニケーションの代償手段などについてご講義頂き、後半では症例紹介もあり、コミュニケーション障害がある方々への対応についてイメージすることができました。
受講者の声として
「現場で、あまり嚥下訓練などでSTさんと関わることはなく、聞きなれない言葉もあり、理解が追いつかないこともありましたが、STさんの先輩に確認することで理解出来ました。」
「講義者の話し方がゆっくりで聞きやすく、PTの私でも分かり易い言葉で説明してくれた為」など
コロナ感染により、ST領域の介入は著しく制限され、介入の工夫が求められます。
患者様にとって話すこと、食べることは生きていくことに欠かせずSTのみならず多職種で関わっていく必要があると考えます。
今回の研修をきっかけに専門領域以外にも興味を持って、関わってもらえればと思います。
講師の先生方ありがとうございました。
文責: リハビリテーション部 教育委員会 中垣 友徳(戸田中央リハビリテーション病院)