痰の吸引（サクション）に関する勉強会を行いました。
主催者は15年目OTの横田優子さん。
リハビリテーションの養成校ではサクションについて詳しく勉強していない場合が多いのではないでしょうか。でも、診療報酬上では理学療法士、作業療法士にも痰の吸引行為は認められており、現場では悩むところです。当院の入院患者様はご高齢の方が多い為、嚥下機能の低下があったり、ご自分で排痰ができない方が多くいらっしゃいます。担当患者様がリハ中に痰絡みがあった場合、看護師さんにお願いするのも一つの手段ですが、どうせなら自分達でも解消できるようになりたい！患者様を少しでも楽にしてあげたい！そんなセラピストの熱い思いからこの勉強会を行う運びとなりました。
みんな真剣な顔つきで先輩のことを食い入る様に見ています（当たり前ですが）。先輩がやって見せた後、指導を受けながら実際に行ってみましたが、どうしてもおっかなびっくりになってしまい、力の加減やどれくらい入れてもよいものなのかの加減が難しいようでした。
また、吸引カテーテルの操作、誤って食道に入ってしまった際の対応など、知識的にも覚えることがたくさんあります。
当然、1回で身につくはずもなく、また「とても勉強になりました」との声も受け、継続してこの勉強会を行っていく予定です。確かな自信をもって行えるまでの道のりは長いかもしれませんが、一歩ずつでも進んでいきたいと思います。ゆくゆくは当院でサクションを安全に行えるセラピストが増えていけばいいなと考えています。
牧野記念病院 リハビリテーション科 紹介動画 ： https://youtu.be/xwjuUGM6dFY
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文責：牧野記念病院 リハビリテーション科 岩間 直子
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