当院の通所リハビリでは、季節ごとに作品のテーマを決め作品作りを行っています!
完成した作品はリハビリ科以外の職員や入院患者様にも見て頂けるよう、入院棟と外来棟を繋ぐ渡り廊下に展示しています。
展示の場にはシールが用意され、「いいね!」と思う気持ちを表して頂けるようになっています。
作品作り自体が手指の巧緻動作練習の場となっているのはもちろん、利用者様同士のコミュニケーションの場・利用者様と職員のコミュニケーションの場にもなっています。
利用者様と職員とで、お手玉を作成した際には、幼い頃から和裁・洋裁に親しまれた利用者様に、「へたっぴ」と言われつつ、楽しそうに手ほどきを受ける職員がおりました。
利用者様がこれまでの人生経験で培ってきたものを発揮しつつ、楽しそうに活動している様子をみると、社会参加のきっかけの場になっているように思います。
そして、リハビリ室内にある作品作りスペースの一角には、利用者様個人の作品を展示できるスペースも設けてあります。
こちらを見られるのは通所リハビリの利用者様とリハビリ科職員のみですが、趣味活動の成果を発表する場として一役買っています。
展示してある作品は、リアルな鉛筆画、達人級ちぎり絵、努力の結晶折り紙手芸、絵本になりそうなトールペイントなど様々で、緻密さや技術に脱帽です!
展示を見て、「自分も編み物を再開しようかしら」「折り紙手芸を家でもやりたい」という声や「飾って欲しいから作ってみよう」という声も出てきており、
皆様の活動意欲向上にも役立てられるのだなと感じています。
利用者様の社会参加や活動がより良くなるよう、取り組みを継続して参ります。
文責:鈴木麻未