長生郡市訪問介護協議会主催のオンライン研修会で当院のPT田中とOT吹野の2名が講師を行いました。研修会には茂原地域のヘルパーやサービス提供責任者、ケアマネージャーの合計15名の方々が参加しました。
研修会は2部で構成されており、第1部は「利用者さんに喜んでもらうケアについて~意識共有編~」というテーマで行いました。地域の現状や高齢者の求めている生活など振り返りながら、実際の利用者様の例を挙げて質の高いケアが行えるようにPDCAサイクルの視点やニーズとデマンドについての考え方を共有しました。グループワークでは利用者様に喜んでもらえたケースや失敗したケース、ケアをする際に大切にしている事や工夫している事を話し合いました。日頃から熱心にケアに取り組まれている分、グループワークも盛大に盛り上がりました。
第2部では「利用者さんに喜んでもらうケアについて~実践編~」というテーマで行いました。模擬ケースを設定し、実際にケアに当たる上でのポイントやリハビリに相談したい事・確認したい事など話し合いました。ヘルパー・ケアマネ・リハビリの視点から意見を出し合い、活発な意見交換から本来の多職種連携の在り方について考えを深めていきました。
住み慣れた地域で在宅生活を続けていきたい高齢者様をサポートしていく上で、多職種連携の大切さや各専門職種の熱量がとても重要になってくると改めて感じる事のできた研修会でした!
今後も地域包括ケアの深化・推進に向けて積極的に地域活動に取り組んで参りたいと思います。
文責:茂原中央病院 田中・吹野