お知らせ

学術報告

【狭山神経内科病院】患者さんからのエール~第29回埼玉県理学療法学会の発表報告~

今回、第29回埼玉県理学療法学会におきまして狭山神経内科病院より4演題発表させて頂きましたので、ご報告させて頂きます。

〇テーマ指定演題:
「侵襲的人工呼吸療法管理の筋萎縮性側索硬化症におけるMechanical Insufflation-Exsufflation非適応者のスクリーニング」 芝崎伸彦

〇一般口述演題:
「院内独自の呼吸療法認定制度は呼吸ケアに対する意識変化に寄与するのか?」原田幸雄
「筋萎縮性側索硬化症患者における歩行練習頻度変更の効果」今井哲也
「筋萎縮性側索硬化症症例における侵襲的人工呼吸療法管理までの理学療法士の関わり」小中愛美

上記演題より、PT2年目の小中から発表に際してのエピソードを語ってもらいました。

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今回、入院時から理学療法介入させていただいている患者様の学会発表をさせて頂きました。
私が発表した内容としては、人工呼吸器装着までの流れの中で理学療法士としてどのような関わりをしたか検討した内容でした。

就職して初めて担当した患者様でもあり、非常に難しいケースでしたが何度も悩む中で患者様にとって何が一番なのかを患者様から教えて頂きました。

また、先輩と一緒に呼吸機能評価や、看護師を始めとした多職種とのやりとり、医師とのディスカッション、家族を交えたカンファレンスの参加など多くのことを学ぶことができました。

その中でも、一番学ぶことができたのは患者様のQOLを第一に考えた介入でした。
患者様から「あなたが担当で良かった」と仰って頂いた時は、とてもやりがいを感じました。
また、発表したことで患者様からも応援して頂きとても良い経験をさせて頂きました。

発表準備の際には、先輩の指導により抄録やスライド作成を円滑に進めることができました。
また、プレ発表を行うなど相談しやすい環境を作っていただき感謝しています。

発表を終え、質疑応答にて意見や質問をいただき様々な視点で患者様について考えられる有意義な機会となりました。今後も学会発表や臨床を通じて成長できるよう努めていきたいと思います。
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学会発表を通じて、患者さんとの信頼関係が強まり、そしてリハビリテーションの質を高める機会となったことは、とても有意義な時間を経験できたと思います。今後も患者様へ提供するリハビリテーションの質を高めていけるよう頑張って参りたいと思います。

狭山神経内科病院ホームページ:http://www.sayama-neuro.jp/
狭山神経内科病院リハビリテーション科 動画:https://youtu.be/aDUEv50V4og

文責:狭山神経内科病院 リハビリテーション科 原田 幸雄

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