今年度の新入職員2名(中村PT・黒木OT)が、3年目の先輩(大熊PT)と共に入職1年目を振り返りました。そして、現在のコロナ禍において、国試や就活に向かって頑張っている学生のみなさんに向けてメッセージをもらいました。
大熊PT:「当院は、多くの神経難病の方が人工呼吸器を装着して生活する専門病院ですが、実際に働いてみた感想を教えて下さい。」
黒木OT:この病院に入職して、初めてALS の患者様に会いました。
ALSのことはドラマで見たことがありましたが、教科書で知っている程度の知識でした。患者様の症状の進行に直面するとつらい気持ちになることもありますが、患者様の笑顔や温かい言葉を頂けることが嬉しいです。
中村PT:実習でも神経難病の方に関わっていましたが、文字盤や読唇などの会話が難しいです。でも、徐々に患者様とコミュニケーションがとれるようになってきたことが嬉しいです。
大熊PT:「人工呼吸器を装着した患者様への介入は、学校でも体験する機会が少ないと思います。不安などはありましたか?」
黒木OT:初めて患者様に介入した時は緊張しました。リスク管理など、慣れるまで戸惑うことが多かったです。
中村PT:入職時から、リスク管理を常に意識して動いていました。最初は覚えることが多く大変でしたが、先輩に相談をしながら学び、今では自分でも出来ることが増えました。
大熊PT:「現在、国試や就活を頑張っている学生にメッセージをお願いします!」
黒木OT:資格を取得し働き始めると、学生時代とは違った濃い時間を過ごせると思います。特に今年度は、コロナ禍で例年通りにいかないことが沢山あり大変だったと思います。出来ないことが多い今こそ、時間を大切に使ってほしいです。
中村PT:国試前のこの時期は、モチベーションを保つのが大変だと思います。でも、自分が楽しく働いている姿を想像して頑張ってほしいです。他人と比べず、自分のペースで進んでください。努力は裏切らないです。
今は、卒業年の学生の皆さんにとって、大変な時期だと思います。4月には新しい仲間を迎えることを、一同楽しみにしています!
当院のリハビリテーションにご興味のある方は、ぜひこちらをご覧ください。https://youtu.be/5nJNbWH5JRg
文責:世田谷神経内科病院 リハビリテーション科 畑中 友紀子