2022年6月13日と6月15日に、当院リハビリテーション科内で『認知症サポーター養成講座』を開催しました。
本講座は、厚生労働省が推進している『認知症高齢者等にやさしい地域づくり』の取り組みのひとつになります。
受講修了者は、認定の証として『オレンジリング』が渡され、認知症に対する正しい知識と理解を持ち、地域で認知症の人やその家族に対してできる範囲で手助けする『認知症サポーター』となります。
両日では、まだ『オレンジリング』を持っていない新入職員が対象となりました。今回受講したことで、当院リハビリテーション科スタッフは全員が『オレンジリング』を持っています。
最後に、参加した受講者からの意見や感想をいくつか紹介します。
「認知症になった当事者の気持ちを知ることができ、認知症への理解が深まった」
「認知症患者様への対応をあらためて学ぶことが出来た。敬意を持って接していきたいと思う」
「認知症だからと決めつけず、どうしてそういった言動があるのかを本人の個人因子や環境要因などから包括的に考える必要があると再認識することができた」
「これから臨床で必要になってくる対応の仕方を学べたのがよかったです」
相手の心に触れ、その人らしい生活をサポートするために、リハビリ職として関わり方を考えるきっかけとなりました。
セラピストとしてこの気持ちを持ち続けて、臨床に活かしていきたいと思います。
文責：TMGあさか医療センター 作業療法士 中村実
