埼玉県理学療法士協会第3回臨床教育研修会にて「コロナ禍における臨床実習の運営について」という演題にて講演いたしました。
講師は上尾中央第2病院の渡邊先生、エルサ上尾の杉山先生と私の3名にて実施いたしました。
発表内容としては、当院で実施している実習における感染対策とともに、実際の実習場面を動画にて説明させて頂きました。
実際の動画が好評でありました。論点となったこととしては、実習時間を短くしている中で実際にどのように指導時間を確保しているのかということです。
当院では通常業務を行いながらの指導をするために診療参加型を採用しております。
必要な実技等に関しては都度、時間を設けるようにしております。
臨床時間の合間を見ながら、昼休憩前や場合によっては1単位程度の時間を設けて指導を実施しております。
他の2名の講師からも感染対策の実際として、多くの知見を頂くことができ、私自身が大変参考になりました。
特に実習を受け入れるにあたり、実際にクリニカルエデュケーター(以下CE)として携わることになる職員に対しての教育や実習中のCEへのフォローが参考になり、今後当院においても取り入れることを検討してまいりたいと思います。
今後とも感染対策は継続していかなければならないことが想定されています。
その中でどのように実習教育、卒後教育を実施していくのかが大きなテーマになります。
学生さんにとってより良い実習にしていくため、また同時に職員教育についても改めて検討して参りたいと存じます。
文責:戸田中央総合病院 理学療法士 伊藤淳平