戸田中央総合病院では2022年度もリハビリテーション科にて新入職員研修を実施しました。
4月に行う研修は机上で実施するもの以外に、当院では実技研修に力を入れて実施しています。
「ベッドサイド周辺管理」と題して、全3回(1回:3時間)実施しました。
講師は当科の新人教育責任者の水野係長とアシスタントにOT渡邊係長、参加者は新入職員(PT/OT/ST)5名です。今年は渡邊係長の参戦により、力が比較的弱い女性職員が患者様を誘導するコツを伝授することができました。
実際の病棟を再現するために、看護学校の実習室をお借りしています 。
研修内容としては、患者さんのベッド上での動きについて学び、どうしたら患者さん、セラピストともに楽に安全に動けるかを体験したり、練習したりします。また、ベッドの操作や点滴等のライン管理の仕方などを実際の「臨床あるある」も含めながら、講義がすすみます。
本研修を受けてくれた新入職員の皆さんからの感想を一部抜粋します。
「基本的な動作を実際のベッドサイドと同じような環境で練習できるため、とても分かりやすく、ためになると感じました。先輩の見学をしているときに見ていたやり方だけでなく、色々な方法を知れて実践できたので良かったです。様々な場面を想定して練習できたので、実際に患者さんに介入するときに繋がりやすかったです。」(PT)
「初めは分からない事だらけでしたが、研修を行うことでラインの確認、危険なところはないかなど、どこに目を向け、何を意識すればよいのか少しずつですが理解できるようになってきました。」(OT)
「寝返りや移乗のポイントだけでなく、複数のやり方を教えて頂いたので、その中から自分のやりやすい方法を見つけることができました。」(OT)
「小柄な情勢ならではの視点から移乗の方法などを教えて頂き臨床に生かしたいと思いました。今回学んだことを基に経験値を増やしながら自分のものにしていきたいです。」(ST)
今年も頼もしい新入職員が入ってきてくれました。
このような研修と共に、クリニカルクラークシップで徐々に臨床実践を積み重ねながら、患者さんと共に過ごす臨床が楽しく感じてもらえることを期待しています。
一緒に頑張っていきましょう!
文責:戸田中央総合病院 リハビリテーション科 伊藤淳平